【S31 シングル 最終61位/2002】 丹碧イベザシヒトム 

はじめまして同格です。

シーズン31お疲れさまでした!

今回はシーズン31においてレート2000を達成することができたましたので使用した構築を紹介させていただきたいと思います。

珍しい形のイベザシ構築になっていますのでぜひ最後まで見ていってください。

 

 

 

 

【戦績】

・金字塔オフ 予選スイスドロー3-3落ち

・巫女笛オフ 予選スイスドロー4-2抜け 決勝トナメベスト4

・シーズン31 TN もんぶらん 61位/最終レート2002

※25日に1000位台からこの構築を使い始め45戦33勝12敗

 

 

 

【構築経緯】

ザシアン+黒馬バドレックス始めとして環境に黒馬バドレックスを含む並びが多かったため、黒バドに明確に強いイベルタルを使いたいと考えていた。

ただイベルタルを使う時に大きな障害となるのは①ザシアンの存在(イベルを通すために予めSを上げとく必要があることも含め)、②マンムーなどの襷枠による対面処理、③選出画面でイベル受けがいたときのダイマックスを切るかどうかの判断が択になってしまう点であると感じていた。(珠サンダーももちろんきつい

特に①に関しては、先にダイマックスを切る展開を強いられることが多くなる要因であり試合展開が窮屈になる印象を感じていた。

ここでイベルタルに拘りスカーフを持たせ、蜻蛉返りを覚えさせることで上記の3つの障害をすべて解決できると気づき、構築を組み始めた。

具体的には、

①ザシアンにサイクル下で削りを入れてイベルでスイープする

②蜻蛉返りで襷を削りながら有利対面を作る

③蜻蛉返りで相手の出方をうかがう

このようにスカーフイベルタルは命の珠持ちイベルタルとは大きく違った立ち回りで、相手の意表を突きつつ柔軟な試合展開を可能にすることができると考えた。

 

次にザシイベル対面ができたときに、引き先になりつつ削りを入れることができるようにHBゴツメヒートロトムを、同様にオーガイベル対面ができたときに、引き先になって欠伸でテンポをとっていくことのできるトリトドンを採用した。

相方の禁伝としては、イベル受けとして出てくるバンギやラッキーに強く汎用性の最も高いポケモンとしてザシアンを採用した。

ここまでを構築の軸として、イベル+ザシアン+クッションorイベル+クッション2体を基本選出にした。

 

以上の4体では、相手のカバラグによる欠伸展開、ラキ(バンギ)ヌオー、珠サンダーのダイマックスがきついので補完枠として、ラムの実持ちのランドロスと欠伸を覚えさせたダルマモードヒヒダルマを採用して構築が完成した。

 

 

 

【コンセプト】

・柔軟にダイマックスを使う

・サイクルと対面の両立

・相手から見えない勝ち筋を多く用意する

 

 

 

【個体紹介】

イベルタル@拘りスカーフ

特性:ダークオーラ

性格:臆病

201-135-115-183(252)-119(4)-166(252)

悪の波動/イカサマ/デスウイング/蜻蛉返り

 

構築の軸にして見た目が素晴らしい最高のポケモン

初手に投げたときの奇襲、偵察性能、終盤のスイープ性能がどれも高く柔軟なゲームメイクを可能にしてくれた

また命の珠を持ってないとは言え、それでもタイプ一致のダイジェット、ダイアークは非常に強力でダイマ時の性能も高かった。

技構成はコンセプトである蜻蛉返り、ザシアンに対してヒトムとの並び込みで最大打点となるイカサマは確定、残りの2枠は物理技に比べて特殊技が強すぎるので悪の波動とデスウィングとした。

イカサマでザシアンを倒した後に物理型だと誤認されて拾える試合も数戦あった

先述した初手マンムーに対しては、イベルの蜻蛉から繋いで氷技をザシアンで受ける動きが非常に強力だった

拘りスカーフというアイテムはあまり使われていないが、ダイマ前提ポケモンであるイベルタルの非ダイマ時の性能を大きく引き上げてくれるため黒バドの多い環境では持ち物の選択肢の一つに入ってもいいと感じた

 

 

以下ダメージ計算

イカサマ

HAザシアン(H193(204),A242(236+),B136(4),D136(4))

・通常時:94~111(48.7%~57.6%)

イカサマ×2で乱数95.7%ほぼ落ちる

ゴツメ×2+ヒトムのボルチェン(37~45ダメージ)と合わせて確定

・B-1状態時(インファイト打たれた後):141~167(73.0%~86.5%)

→ゴツメ×1で乱数25%

 

HSザシアン(H188(191),A191(4),B143(60),D136(4))

・通常時:71~84(37.1%~43.9%)

→ゴツメ×2+ヒトムのボルチェンでも両方最高乱数でぴったり落ちる(ほぼ落ちない)

・B-1状態時:106~126(55.4%~65.9%)

→ゴツメ×1+ヒトムのボルチェン(B-1状態のザシアンに当てたもの)と合わせて確定

・A+3状態(剣舞1積み状態):118~139(61.7%~72.7%)

→ゴツメ×1+ヒトムのボルチェンで乱数90%(2回ともめっちゃ低乱数じゃなきゃ落ちる)

 

ASランド(H165(4),A197(252),B110)

・A+2状態時:255~300(154.5%~181.8%)

→s+1までなら抜けているので剣舞ダイジェットの切り替えしとして有効

 

耐久振りスカーフバドレックス(H197(172),A81,B124(188),D121(4))

※珠サンダーと珠ランドのダイジェットを両方一発耐えるやつ←おかしい

・192~228(97.4%~115.7%) 乱数68.7%

 

ダイアーク(イカサマ媒体)

ラッキー(H357(252),B62(252+))

・142~168(39.7%~47.0%)

→蜻蛉(10.9%~12.8%)×2+ダイアーク(イカサマ媒体)×2で確定

いい乱数引くと蜻蛉×1でも落ちる

 

ダイジェット(デスウィング媒体)

イベルタル(H201,D119(4))

・114~135(28.3%~33.5%)

→こちらが上を取っている場合(もしくは3ターン目に上から動ける場合)、

相手の珠ダメ込みでダイジェット×3でまあまあ落ちる、また相手の3回目の珠ダメを含めると確定で落ちる

 

 

ザシアン@朽ちた剣

特性:不撓の剣

性格:陽気

191(188)-191(4)-143(60)‐×-136(4)-220(252)

参考:【剣盾S30 最終90位】ムキムキザシイベル - 思考がビタロック

巨獣斬/氷の牙/ワイルドボルト/剣の舞

 

ダイナに強く出るため剣の舞を採用したかったので、HSで使った。

技構成は巨獣斬と剣舞は確定で、メタモンにコピーされてもヒトムで受けれるようにインファイト以外の技から氷の牙とワイボを選択した。

氷の牙はサンダーやランドへの打点として、ワイボはワイボを切って立ち回ってくるホウオウ使いを咎めるために採用した。

氷の牙を打ちたい場面はあまりなかったが、引いてきたネクロを凍らせたり、壁下のジガを怯ませたりと打った2回とも追加効果を引きまくったので上振れ要素としてよかった気がしている。

ただバンギ以外のイベル受けに打点が乏しかった点は微妙であった

 

 

ヒートロトム@ゴツゴツメット

特性:浮遊

性格:図太い

157(252)-×-174(252)-125-128(4)-106

オーバーヒート/放電/ボルトチェンジ/堪える

 

構築のMVP、本当に強かった

イベルと組み合わせてトンボルチェンすることで、電磁波を撒いてくるミミッキュをスマートに処理できるなどなど、色々な器用な動きができた

またザシアンに対して受けだすことができるのはもちろんのこと、ホウオウやサンダーもごまかすことができた

技構成は炎打点のオバヒ、サイクルを回すボルチェンは確定で、残りは選択ではあるが居座りながら電気技を打てる放電とザシアンを無理やり削る堪えるを採用した

イベルと組み合わせてほとんどの試合に出したが、堪えるがあることで最低でも相手のダイマターンを枯らすことができるので何かしらの仕事はしてくれるので腐ることはなかった

ただ過労死枠になりがちなので、選出する際にどんな役割持たせるかを明確に意識することが大事であった

 

以下ダメージ計算

対ザシアン

被ダメ

・HA(H193(204),A242(236+),B136(4),D136(4))

+1巨獣斬:29~34(18.4%~21.6%) 乱数5発(81.2%)

+1インファイト:95~112(60.5%~71.3%) 

→巨獣インファ確定耐え

 

・HS(H188(191),A191(4),B143(60),D136(4))

+1巨獣斬:23~27(14.6%~17.1%) 乱数6発

+1インファイト:74~88(47.1%~56.0%)

+3巨獣斬:38~45(24.2%~28.6%)

+3インファイト:124~146(78.9%~92.9%)

+4巨獣斬:46~54(29.2%~34.3%)←1剣舞した自分のザシアンをコピられたとき

+6巨獣斬:62~73(39.4%~46.4%)

 

与ダメ(対D4振りザシアン)

オーバーヒート:134~162 H振りを倒すには基本的にゴツメ×2必要

放電:42~51

ボルチェン:37~45

 

 

 

トリトドン@食べ残し

特性:呼び水

性格:生意気

218(252)-104(4)-106(140)-113(4)-127(108)-53

参考:【S27最終22,29,35位】殲滅ラグイベルザシアン - Origin Regression

地震/冷凍ビーム//自己再生/欠伸

 

オーガ受けとして採用

減少傾向にあったもののサンザシオーガに対してはとても強いので頼りになった

他にもディアルガやミトム入りに対しても出したりした

たいていの攻撃を一発耐えてくれるので、そこから欠伸をうって体力を確保してから展開する動きが強かった

冷凍ビームはサンダーや重めなジガに抗うために採用した

またパーティで唯一の高速回復技持ちなのでTODを視野に入れて戦う時にも選出することがあった

(この枠はザシオーガのサンダーにさえ目を瞑ればナットのほうがよかったのだろうが、さすがにサンダーが重いので仕方なし)

 

 

ランドロス@ラムの実

特性:威嚇

性格:陽気

165(4)-197(252)-110-×-112-157(252)

地震/空を飛ぶ/岩雪崩/剣の舞

 

所説枠①

普通のラムランド

カバ展開やラキ(バンギ)ヌオー、ネクロ絡みに投げていた

多分正しくないが、ヌオーもラムが警戒されず欠伸が打ってもらって地震連打してるだけで突破できることがかなりあった

ホウオウの願望聖炎を咎められる点もよかった

警戒されていないラムランドは強かった

 

 

ヒヒダルマ@気合の襷

特性:ダルマモード

性格:陽気

180-192(252)-75-×-76-161(252)

氷柱落とし/地震/岩石封じ/欠伸

 

所説枠②

主にバドザシにサンダーが入っているときに初手から投げて、相手のサンダーのダイマを欠伸で流す役割を担っていた

例え引かれた場合でも襷があればいろんなことができるので強かった。

技構成に関してはメインウェポンの氷柱落とし、相手のダイマをいなしたり対面操作のできる欠伸は確定であると思われる

地震は命中安定のザシアンの打点になるのでよかった

ただ岩封に関してはサンダーのダイマに対して岩封→欠伸という動きを想定していたが、イベルにウォールがない点やそもそも欠伸を打った後にウォールを打つか相手の引きを読んで攻撃するかの択が発生するのでいらなかったように思われる。

候補としては、変身したときにタイプ一致打点になる炎のパンチか対面操作ができる蜻蛉返り、万が一ウーラオスと対面したときにも打点となる起死回生、岩打点であれば岩雪崩かストーンエッジが良いように思われる。

見た目の圧力と襷枠で欠伸ができる器用さを買って採用したが、もっといいポケモンがいた気もする

 

 

【重いポケモン

ゼルネアス:ザシアンでしか勝てない

珠サンダー:ごまかす手段はたくさん用意したつもりだがきついものはきつい

すいすいガマゲロゲ:ヒトムとの対面を作られて雨を降らされると全部貫かれる

ステロ撒き:ヒトムもイベルもごりごり削れるのでステロがきつい

 

 

 

【レンタル】

しばらく残しておくつもりなので興味ある方は使ってみてください

 

ダルマの岩石封じ→炎のパンチver.も一応載せておきます

 

 

 

【最後に】

スカーフイベルタルは私が初めて最終3桁を達成した時の思い出のポケモンだったのでこのように結果を残すことができ嬉しかったです

ただ今シーズンは早い段階でレート2000に乗せることができたものの、自分の気持ちの弱さでそれ以上潜ることができず保存という形をとってしまったことは反省点です

今後は気持ちの面も含めてもっと上を目指して頑張っていきたいです

 

構築に関しては、オフに出るために突貫で組んだものでスカーフイベル+ゴツメヒトムの並びが思っていた以上に強かったものの、構築全体の完成度としては詰めが甘い部分もまだまだあると感じています

相方の禁伝も含めてもっと考えていける部分はあると思っていて、興味を持ってくれた方がいれば使ってもらえると嬉しいです

 

また要所に参考元の記事のリンクを載せさせていただいていますが、問題があれば削除いたします

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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